毎日暑い日が続き、なかなか疲れが取れない...もしかしたら夏バテ?なんて思っている方もいるのではないでしょうか?
そのなかなか抜けない疲れ...実は肝機能が低下しているのが原因かもしれません。
肝臓をケアして疲れ知らずの体にしていきましょう!
肝臓の働きとは
肝臓は、右の上腹部に位置しています。独特の血液循環系、酸素を運ぶ肝動脈と栄養素を運ぶ門脈の2つの血管系を持ち、この血管系から入ってくる酸素や栄養素を使って栄養素を代謝、貯蔵し、胆汁の生成と分泌、解毒や排泄など、生命の維持のために働くカラダの化学工場であり貯蔵庫なのが肝臓です。
肝臓のはたらきには4つの主なる機能があります。
① 代謝機能
食事から摂取した栄養を、体内で必要なエネルギーに変える
② 解毒作用
アルコール、アンモニア、薬など体にとって有害な物質をろ過し無害化する
③ エネルギーの貯蔵
脳に必要なエネルギー(グルコース)をいつでも供給できるように貯蔵する
④ 胆汁の生成
消化酵素を作り、血中のコレステロール値を調整、脂質の消化吸収を助ける
肝臓が疲れていると
本来解毒されるはずの老廃物は、ろ過できなくなるためそのまま体内に残ります。エネルギーとして代謝しきれなかった栄養は中性脂肪となり蓄積されます。
体にとって不要なものがどんどんたまっていってしまうことに加え、エネルギーが作れなくなってしまうことで、体を動かすことがますますつらくなってしまうでしょう。
なかなか疲れが抜けないな…というときは体の中で肝臓がSOSを出しているのかもしれません。
肝臓の機能が弱ってくると起こりやすい症状
クレイペーストを使ったクレイシートパック
この肝臓機能の修復と活性を促すために、もっとも効果的だといわれているのが「クレイシートパック」です。クレイシートパックは、ヒーリングクレイを水に溶いたペースト状態のクレイを、ガーゼやサラシのような布地に包んで使用します。
クレイは外科手術のような物理的変化を起こすものではありません。クレイの持つ吸収・吸着作用によって体内の老廃物や毒素などの不要なものを取り除き、そこから起こる浸透圧作用が体内循環を促進させて、最終的に免疫システムの働きをサポートします。
また、クレイの作用であるミネラル補給やアミノ酸結合促進作用が、間接的にわたしたちの身体の自然治癒力を促す働きにも繋がります。これは、クレイに含まれる鉄分などのミネラル成分が交換され、体内でヘモグロビンの生成を助けるなど、間接的な影響を及ぼしているためです。
これらの働きは結果として肝臓の代謝機能を高め、肝臓そのもののケアにもなっていきます。
クレイペーストを使う「クレイシートパック」は、怪我や痛み、疾患向けのセルフケアです。
クレイシートパックは、皮膚表面のスキンケアから肩こり、腰痛、筋肉痛、目の疲れや痛み、生理痛や腹痛などの内臓や骨に至るまで、外傷内傷含めて幅広く利用ができ、特に急性の痛みや炎症の鎮静にその力を発揮します。
ICAブランドのクレイの中で特にシートパック用としておすすめなのは、イライトが主成分でミネラル成分が豊富な「グリーンクレイ」です。
クレイペーストはガーゼやサラシなどの布地にのせて包み、皮膚とペーストの間に布地が挟むようにして患部にあてて固定します。ペーストはパック用ペーストよりも硬めにつくります。目的と使用時間にあわせて、厚さとシート全体の大きさもアレンジをします。なお、皮膚刺激が気になるときには植物性オイルを加えると安心です。
クレイシートパックはクレイペーストが乾くまで放置することができますが、乾くまでの時間はクレイの硬さ、厚さ、患部の状態、体調、季節、固定方法によって一定ではありません。クレイペーストは湿っている間のみ、その作用がありますが乾燥した段階でその働きはなくなります。
また、乾ききってしまったシートパックをつけたままにしておくと、皮膚刺激になる場合もありますから、さらにパックを継続したい場合には、再度、新しいペーストを作ってパックをします。なお老廃物など、身体に不要なものを取り込んだ使用後のペーストの再利用はできないので、使い終わったシートパックは捨ててください。
肝臓へアプローチするためのクレイシップの方法
肝臓ケアのための「クレイシートパック」は、ダメージが改善されるまで毎晩でも行うことができます。ただしクレイシートパックに慣れるまでは、食後1時間半~2時間は空けて行うようにします。 ある程度、身体がクレイに慣れてきたら、時間に関係なく湿布をしても大丈夫です。
肝臓へのクレイシートパックで唯一気をつけたいのが、ペーストの温度です。クレイ湿布は通常、温めることなく使用する場合がほとんどですが、肝臓のケアのために行うクレイシートパックは温めて使用します。電子レンジは使いません。お湯で溶いてペーストを作る、水で溶いたペーストを湯煎して温めるなどの方法をとってみてください。クレイシートパックが冷た過ぎると、寒さや不快感、痛みが増すようなこともあり得ます。
シートパックは最低でも2時間以上は行います。シートが乾ききってしまったり、寒さや痛み、緊張感、冷え、熱さなどの症状がないかぎり、朝までつけたままにしておいても問題はありません。湿布を作る際のペーストの厚みは、2〜3cmを目安にします。長期間同じ箇所にシートパックをあてておくと、皮膚そのものも疲労しやすくなりますから、場所を若干移動させながら湿布を続けるといいでしょう。パック後に植物性のオイルなどでマッサージをするのもおすすめです。
なかなか疲れが取れないな〜と感じたら「クレイシートパック」で疲れを取り除いてあげてくださいね!