日本は自然豊かな山地に恵まれている一方、台風、地震、集中豪雨がよく起こる国。
河川の氾濫や土砂災害、津波などに見舞われやすく、2月13日に福島県沖を震源とする大きな地震が起きたばかりです。この度防災グッズを見直したという方も多いのではないでしょうか。
常に備えておきたい万能アイテムClay。
今回は災害時に役立つクレイセラピーレシピの活用法をご紹介します。
<使い方>
タオルに浸して全身を拭いたり、ローション代わりに使用したり、また感染予防のためのうがいにも使えます。
水道が使えないような時には、歯ブラシをクレイウォーターで湿らせて歯磨きをすることもできます。口の中を漱ぐのにも使えます。水が自由に使えないだけでなく、暑い夏には髪や頭皮、肌のベタつきが気になります。クレイウォーターをキッチンペーパーやタオル、テッシュなどに浸して、地肌をふき取って取ってあげると、汗や汚れ、余分な皮脂、ニオイなども取り除いてくれるので、水だけで拭くよりもすっきりとします。クレイウォーターはもともと化粧水としても使えるレシピなので、かゆみのある肌や敏感肌の方でもお使いいただけます。また、うがいすれば感染症予防になるだけでなく、口腔内の菌の繁殖を抑え口臭対策にもなります。スプレー容器があれば、ミストやマウスウォッシュのようにも使えます。
<使い方>
ホワイトクレイをそのままパウダーとして使います。お風呂やシャワーなどが使えず、汗や臭いなど気になる箇所に擦り込みます。パフなどがない時には手のひらにクレイを少量のせて、指で擦り込みます。広範囲に塗布したい場合には、クレイをのせた手のひらをすり合わせてパウダーを手に少しなじませてから、そのまま手で撫でるように擦り込んでいきます。オムツかぶれやあせもなど赤ちゃんの敏感な肌にも使えます。虫刺されやニキビ、吹き出物など小さな傷にもそのままパウダーをつけます。止血の役割も果たしてくれます。
クレイは菌の活動を抑制しながらニオイと汗を吸収する作用があります。
暑くて寝苦しい夜にボディパウダーとして使うと肌をサラサラに保って、朝までぐっすりと眠ることができます。
災害時に水は貴重です。ある程度の確保が見込まれるまで、お風呂やシャワーはもちろん、洗顔や歯磨きでさえも気を使う必要があります。災害時にクレイを使用する際には、水が使えないときにはパウダー状で、ペットボトルなどの水が手に入るようになればクレイウォーターでの使用やペースト状にして歯磨き粉や湿布などにして活用する選択肢もでてきます。
赤ちゃんの沐浴に、クレイは沐浴剤として使えます。ホワイトクレイやピンククレイが向いていますが、グリーンなど作用が強めのクレイは量を少なくすることで調節します。
<使い方>
歯ブラシに適量のクレイペーストをつけて歯磨きします。ペーストの硬さには好みがあるかと思いますが、緩めのペーストの方がすすぎの水も少なくてすみます。
このレシピの分量では少し硬めのペーストに仕上がります。水を大切に使う意味でも水は徐々に加えていくのがいいでしょう。基本的には好みで調節します。水をシンプルなミントやラベンダー、ローズなどのハーブウォーター(添加物なしのオーガニックなもの)に代えると水の節約になるのはもちろん、ハーブの効能と香りを同時に楽しみことができ、かなりリフレッシュできます。
クレイの歯磨きペーストは、クレイの吸着作用によって汚れを落とす仕組みです。一般の歯磨き粉のように泡立たないので、すすぎの水も最小限で済みます。
使用するクレイはカオリンが主成分の粒子の細かなホワイトクレイが向いています。吸収力の強いクレイの場合、口の中の水分が吸収されてしまったり、使い心地そのものもあまりよくなかったりします。カオリンベースのホワイトクレイがない場合には、クレイウォーターにした状態で歯磨きするのがいいでしょう。
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